こんにちは、パリノメモの筆者をやっているジュロウです。ツイッターはこちらです(@Parisnomemo_)。
3ヶ月以上のフランス留学をする場合、すべての人が必ず「Campus France(フランス政府留学局)」という機関を通して手続きをします。
学校登録やオンラインフォームの提出をこの機関を通して行うわけですが、それらを終えたのちに、実際にこの Campus France に出向いて、面接を受けることになります。
面接と言われるとけっこう身構えて緊張してしまうものですが、その割にはネット上にあまり情報が転がっていません。
というわけで今回は、フランス留学をするために実際に Campus France で面接を受けたぼくが、どういった雰囲気でどういった内容を聞かれるのかを簡単にまとめてみたいと思います。
※ フランスの大学院(修士課程)に登録をしたぼくの経験に基づいて書いているため、人によって内容が異なってくる可能性があり、この記事はあくまで参考程度にしてください。
※ 交換留学などの場合、この面接は免除されるようです。
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Campus France での面接って何するの?

面接の目的
まず最初に知っておくべきなのは、Campus France で行われるこの面接は、ぼくたちが想像しているいわゆる「面接」とは違うということです。
というのも、Campus France はあくまで留学を希望する人をサポートするのが役目であって、決して留学を希望する人を「君は留学しちゃダメ」と門前払いしようとしているわけではないのです。
考えてみると当然で、そりゃあフランスという国だって外国からたくさん留学生が来てくれれば文化的にも経済的にもいろいろメリットを得られるので、そのフランスの政府機関である Campus France は、なるべく多くの留学生をフランスに送りたいわけです。
じゃあなんで面接なんてまどろっこしいマネをするのか。
それは、留学を希望する人たちに、ちゃんとした状態で、その人に一番合うであろう教育機関を選んでもらったうえで、フランスに向かってほしいからなのです。めちゃくちゃな計画でフランスに行かれても、困るのはその人を受け入れてしまったフランスという国ですからね。
そういう意味で、「面接」といわれているこの手続は、どちらかというと「面談」というものに近いです。
ちゃんとした計画を立てているか、その教育機関で本当にいいのか、そういったことを一緒に話し合いながら確認してくれるわけですね。
だから、「面接落ちたらどうしよう…」とか、必要以上に身構える必要はありません。
「面接」っていうから、ぼくは身構えてしまってスーツで行きましたが、そんな雰囲気でもありませんでした。
実際にどんなことを聞かれるのか
それでは、「面接」ならぬこの「面談」では、いったいどんなことを実際に聞かれるのでしょうか。
すでに説明したとおり、Campus France はなるべくちゃんとした計画をもって、なるべく希望する教育機関にぼくらを入れてあげたいのです。
だからそのために、その人の留学にどれだけの一貫性があるのかをチェックします。たとえば、ぼくは実際にこんなことを聞かれました。
① なぜフランスに留学するのか。
② なぜその学校を選んだのか。
③ 留学を終えたあとはどこで何をしたいのか。
まさに「一貫性のチェック」って感じですね。面接を担当してくれた職員いわく、こういった一貫性を提示したほうが、教育機関の受け入れ許可が出やすくなるとのことでした。そりゃそうだ。
だから、この面談で、実際に留学を希望する人の一貫性を聞き出して、それを書類に記入して教育機関に送ってくれるわけなのです。
その他にも、驚いたことに語学チェック(?)もされました。
ある程度日本語で話し合ったあとに、「フランス語のコースを希望されるとのことなので、ここから先はフランス語で面接をします」と突如言われたのです。
今でこそそのくらいならなんの抵抗もなくササッとこなすことができますが、さすがに留学前でまだフランス語が馴染んでないぼくはかなり焦りました。
「え?今からフランス語で話すんですか?」と聞き返すと、面接官の方はフランス語で質問を始めました。なんの準備も無しにフランス語で自分の将来の計画を語るのはちょいと骨が折れたものです。
ただ、これはぼくが大学院への登録を希望していたからだと思います。さすがに語学学校に留学する人に対して語学チェックはやらないと思います(確証はありません)。
そうして、30分ほどの面談はあっさりと終わったのでした。
Campus France での面接(面談)を控えている人は、自分の留学にどういった一貫性があるのかを考えておいて、できればそれをフランス語で話せるようにしてから向かいましょう!
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