paris-1254781_1920

「フランス」という国を理解するために知っておくべき8つのコト

2016/11/30

 

13871857_1118474701574144_1445118406_n

こんにちは、パリノメモの筆者をやっているジュロウです。ツイッターはこちらです(@Parisnomemo_)。

現在2度目のフランス留学中で、だんだん「フランス」という国とも腐れ縁になってきました。

今回は、日本に蔓延しているいわゆる「おフランス」というフランスのイメージから離れて、本当に「フランス」という国を理解するために知っておきたい8つのことを紹介したいと思います。

 

スポンサーリンク

フランス人はワインとか全然知らない

wineglass-553467_1920

ワイン大国として知られるフランスですが、国民であるフランス人は、じつはワインのことについてあまり知りません。

ワインがあまりにも普通にあるものだから、積極的に勉強して知識を得たという人が少ないのです。

だからこそ、フランスにおけるソムリエ資格は国家資格であるし、現場でワインを説明しサーヴする彼らソムリエの地位は、フランスではなかなか高いものです。

ワインは、自国よりも外国の消費者のほうがよっぽど詳しいとはよく言ったもので、本当に「フランス人なのにそんなことも知らないんだ」ってことがしばしばあります。もちろん、プロであるソムリエの方々の知識量は尋常ではないですけどね。

 

フランスでは女性も当然仕事をしているもの

blond-1845022_1280

自立した女性の社会進出が進んでいるフランスでは、当然のように女性も仕事をします。

もちろん、出産や育児のための社会制度がしっかりと整っているというのも理由ではありますが、それ以上に「女性は男性と対等」という考えが自然な形でみなの認識の中に入り込んでいるのです。

最近では多くの日本人がフランスに住むようになったので、さすがにフランス人もわかってきたかとは思いますが、夫婦同士で紹介をし合って、日本人の奥さんのほうに「仕事はなにをなさっているんですか?」と聞いて、「何もしていません(専業主婦です)」と答えると、「仕事をする能力がないのかな?」や「失業中なのかな?」と思うフランス人も少なくはなかったはずです。

 

フランスは「論理(ロジック)」の国

フランス人はラテン的で楽観的な民族だとよく勘違いされがちですが、むしろその逆、とにかくロジック・ロジック・ロジックの超合理主義の民族です。

大学教育では「序論・本論・結論」で構成されている発表やレポートの作り方を徹底的に教育され、その大学に入るためにはバカロレア試験で哲学問題に大してなんと4時間にもわたる論述をしなければなりません。

合理主義哲学の祖であるルネ・デカルトを生み出したという国だけあります。

ところが、仕事や勉強以外のこととなるとけっこう楽観的なところもあるので、それはまぁ嘘ではないかもしれません。

 

フランスではとにかく何かを言わなければいけない

yada-yada-1432921_1920

バカロレアの4時間にわたる論述試験があることからもわかるように、論述&議論が大好きなフランスという国では、とにかくなんでもいいから話し続けなければいけません。

なにか質問をしたら、自分が知らないことでも自分なりの意見を無理矢理ひねり出してきますし、逆になにか質問をされて何も回答できずに詰まっていると「なにも意見がない人なのかな」と思われてしまいます。

なにかしらの「問いかけ」をされたときは、わからなければなんでわからないのかその理由を説明してみたり、あるいはその質問は自分には難しすぎるという回答をしてみたり、とにかくなんでもいいから「発話」をする国、それがフランスなのです。

 

フランス人もけっこう遠慮とかする

フランス人は自分の意見をガツガツ主張して、とにかく他人に気を使わない個人主義の民族だと思われがちですが、そんな彼らもとくに「食事」という場面では意外とけっこう他人を気遣った「遠慮」という行為をけっこうします。

食事中に最後に残ったキッシュ1つなどを取るときは、ちょっとなんか誰か食べたい人がいないか気にしますし、自分だけで独り占めしないほうがいいような、なんかそんな雰囲気が流れます。

これ、キリスト教における7つの大罪のうちの「貪食」がダメ(ただいみんなで食べる場合はOK)という感性が原因なんじゃないかとボクは考えているんですが、どうなのでしょう。

食事中は、あまり自分をグイグイ主張して食べ物を独り占めしてはいけないという、そういう遠慮っぽい空気が感じられます。

 

フランスでは野暮なことは聞かない

旅行も食事も、基本的に男女2人1組で行動をするフランスでは、パートナーとどういう関係なのかといった野暮な質問はしません。

中世のフランスでは、愛人をもつという不倫行為はもはや文化の1つとして成立していた節があるようですし、一緒にいる女性あるいは男性が妻なのか恋人なのか愛人なのか、そんなことはいちいち聞きません。

自由恋愛社会において、だれがどんな恋愛をするのかは自由ですし、それに大してなにか口を挟む必要はないのです。

 

フランス人と日本人は「合わない」

beauty-1822520_1920

今は日本とフランスの文化的な交流は全盛期に入ろうとしていますが、日本人とフランス人のメンタリティーは根本的に合わないんじゃないかって思わせるくらい、フランス人は日本人をイライラさせる天才です。

長蛇の列ができているスーパーのレジの店員は全然急ぐ素振りを見せようともしないし、3週間後に届くといわれた銀行口座は1ヶ月が経ってもとどかないし、あきらかに自分が悪いはずなのになにも悪びれようとしないし、日本で「人を怒らせる行為」がフランスではあまりにも当然のこととして行われているのです。

もちろんフランスが悪いというわけではないんですが、日本とフランス、ここまで相性の悪い国もないんじゃないかってたまに思います。

 

フランスは相手の文化を尊重してくれる

mont-st-michel-343642_1920

そんなガツガツとしていて自分が過ちを犯しても悪びれもしないことが多いフランス人ですが、共和国という性質上、他人の文化や宗教をとても大事に尊重してくれます。

豚肉や牛肉を食べないなどといった食事レベルのことでもそうですし、服装やマナーなど、日常的なことにおいてもです。

だからこそ、日本人として「なんでそんな変なことをするんだ」と聞かれることなんかがあれば、「日本人はこうやってするのが普通なんだ」ときっぱり言うと、「そうなのか」と納得をして尊重をしてくれます。

イラッとしたり、ムカついたりすることが多いフランスなのですが、それぞれの民族や文化が自立していて、互いに尊重をし合っているフランスは、こちらも「自分」という人間や文化を強調していけば、とってもとっても生きやすい国なのです。

 

おわりに

いかがだったでしょうか。

今回あげた8つのことがらは、全てボクという個人がフランスという国に関わることによって感じたり考えたりしたことです。

もちろん人によって意見は違うと思いますが、ボクはこう思います。

「ボクはこう思う」、それを強く主張するのもまたフランス的なのです。じゃっかんボクもフランスかぶれになってきましたね。

それではまた!

スポンサーリンク

記事をシェアする
✓ ピックアップ ✓ おヒマなときに