8歳のとき、たしかに「バイリンガルになった瞬間」というものがありました

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こんにちは、パリノメモの筆者をやっているジュロウです。ツイッターはこちらです(@Parisnomemo_)。

日本人の父と韓国人の母のもとに生まれたボクは、子供のころからバイリンガルというものをやっています。

今回は、ボクが「バイリンガルになった瞬間」のときのことを話してみたいと思います。

 

何歳からバイリンガルをやってるか ― バイリンガルになるまでの経緯

いまや不足ながらも一応は4ヶ国語を扱えるマルチリンガルになったボクですが、2ヶ国語しか話せないというかわいらしい子供時代もありました。

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「何ヶ国語話せるか」と聞かれたら、「4ヶ国語話せる」と一応答えられる人間になりました。そういえば子供のころ、そういったマルチリンガルの人はどうい...

 

ボクが日本語と韓国語のバイリンガルになったのは小学2年生(8歳)のときです。そんなボクの8歳までの「言語履歴書」を作ってみると以下の通りになります。

ザッとだけ目を通してみてください。

1歳〜2歳 日本で生まれて3ヶ月後に韓国に移り住んだという経緯があったので、単語レベルではあるものの、人生で最初に発した言葉は韓国語だったようです。
2歳 ただ、その後、2歳になるころには日本に戻って来たので、韓国語は一度完全に忘れたようです。3歳になるまで保育園に預けられていたのですが、最初のころは日本語も韓国語もできず、何かを「噛む」という行為で感情を表現していたそうです。そのときの「言葉を発せられない詰まった感情」は今でもなんとなく覚えています。
3歳〜7歳 幼稚園に入る頃には、すっかり日本語を習得していました(韓国語は完全に忘れてます)。ちゃんとした文章で周りとコミュニケーションを取るようになった最初の言語は日本語ということになります。それから小学1年生を終えるときまで、ボクの使用可能言語は日本語のみでした。
7歳〜8歳 小学1年生を終えて、韓国に移り住みました。韓国語がまったくできないままいきなり現地校に通わされて、毎日授業を聞かずに(聞けずに)絵を書いたりして遊んでました。家では韓国人の母親から文字などを教わっていました。
8歳 教室にいるけど、授業は聞かない(聞けない)という日々を1年間繰り返していたら、ある日、突然韓国語で自分から友人に話かけるなんて出来事がありました。バイリンガルになった瞬間です

バイリンガルとして最初に発した言葉はなんだったか

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今日の放課後、一緒に遊ぼうぜ(오늘 방과후에 같이 놀자)

これがボクがバイリンガルとして最初に発した韓国語の文章です。

それまでに何かしらの韓国語を発したことはあるかと思いますが、自ら他の人に声をかけるということをしたのはこれが初めてでした。ものすごく不思議な感情を抱いたことを覚えています。本当に自然にいきなり出てきました。

「友達と遊びたい」という気持ちが自分に言葉を発せさせたと考えると、言語とはコミュニケーションなのだなとつくづく思います。

ネイティブの恋人ができると会話力が伸びるというのはこれと同じで、「伝えたい」「一緒にいたい」という気持ちがそうさせるのですね。

 

その後、どうやってバイリンガルを維持させたか

8歳のときにバイリンガルになってから、その後ずっとどちらの言語も忘れることなく維持させてきました。

かといってボクがなにか特段に努力をしたわけではありません。親に従っていたらそうなりました。

というのも、韓国に住みながら、国語のチャレンジ学習張を毎日かならず1ページやらされたのです。会話をする機会はそんなにありませんでしたが、それでも韓国にいながらにして日本語に触れ続けていたのです。

その後小学4年生になるころに日本に戻ってきたのですが、母親との会話は8歳のころから今にいたるまでずっと韓国語であったため、韓国語を忘れるということはありませんでした。

中学1年のときにまた1年間韓国で過ごして、中学2年からは大学を卒業するまでずっと日本で過ごしたので、中学生ぐらいのときから、もはやどちらの言語もしっかりと習得した安定したバイリンガルになっていました。

ちなみに得意言語は日本語です。さすがに日本で高校と大学を終えているので、論理的な言語運用は日本語のほうがはるかに上です。

たとえばこのブログの記事を全部韓国語で書けと言われたら、書けはしますが、日本語で書くより1.3倍くらいの時間がかかりそうです。

バイリンガルは他の外国語もスムーズに習得できるのか

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こと「発話」に関してはそう思います。

子供のときからバイリンガルだったおかげで、英語とかフランス語とか他の言葉をいざ学ぶとなったときにアドバンテージがあると考えてます。

というのも、まず第一に「発音」です。

日本語にはないけど韓国語にある発音や、韓国語にないけど日本語にある発音を、子供のときからどっちも扱うことができたため、個人的に「舌」がすごい柔軟だと思っています。

もちろん完璧ではありませんが、英語もフランス語も発音をスムーズに習得することができたと考えています。会話においてあんまり発音は大事ではないんですけどね…。

つぎに、「トーン」や「イントネーション」、つまり「言葉のリズム」を習得しやすかったと思っています。

なんかこう、子供のころに自然に外国語を覚えたという経験があるからか、脳が開けている気がして、大人になってから言語を学ぶときも、相手の表情やジェスチャーやその他のリズムを猿真似して覚える傾向があります。

現在パリに住み始めて3ヶ月が経ったのですが、一番よく会話をするフランス人の友人が、ちょっと抜けた感じの話し方をするので、ボクがフランス語を話す時の表情や身振りも抜けた感じになってきて、これはちょっと直さないと笑われるなと思い始めました。

バイリンガルとしておススメしたい外国語学習法

以前、マルチリンガルとして推奨したい外国語学習法というものを紹介したことがあります。

 

ここではもうちょっと具体的に、どういった学習ツールを使えば外国語が伸びるのか、ボクが子供のころから個人的に思い描いてきた「外国語習得論」を軸にもうちょっと具体的に話してみます。

「聞き流し」はすごい大事

上の表で話したとおり、ボクは韓国の現地小学校で1年間ひたすら教室内での会話を聞き流し続けてバイリンガルになりました。意図的にがんばって聞き取ろうとしたのではなくて、ただ教室内で起きている出来事と、それに付随した「音」を1年間聞き流し続けただけです。

ボーッとしてるだけでも、というかむしろボーッとしているからこそ自然な形でその言語の「形」というものが脳内に蓄積されていくのです。

その意味で、「聞き流すだけ」というキャッチフレーズを売りにしているスピードラーニングのことを中学生のころ知ったときは、正直ビビっときました。

うぉぉ、これボクがずっと思ってたことだ!」と、スピードラーニングの理念に強く共感して、親に英語版のスピードラーニングを注文してほしいと頼んだものです。なぜか却下されましたが。

最近では、子供向けのスピードラーニング『スピードラーニング・ジュニア』なんてのも出てるみたいですね。やっぱなんだかんだすごいんだと思います。

その他にもポッドキャストとか、映画とかでも聞き流しはできますので、各自に適した方法を試してみてください。
一応ボクが扱える言語である韓国語・フランス語・英語のリンクを貼っておきます。フランス語は地味にボクも欲しいかも(?)

『スピードラーニング英語』

『スピードラーニング韓国語』

『スピードラーニング フランス語』

オンライン会話は使い倒すべき

ただ、ボクは韓国の現地校に無理矢理通わされたという恵まれた環境(?)があったからスムーズにバイリンガルになることができましたが、日本にいながらにして外国語を習得しようとすると、やっぱりそれなりに意識して実践の回数は積まなくてはいけません。

お金もあまりかけずに、かつ大量の機会をと考えると、やっぱりボクはSkypeをつかったオンライン会話学習はすごい優秀なツールだと思ってます。

英語だったら価格も安くてシステムもしっかりしてる、レアジョブ英会話とかDMM英会話が安定していていいと思います。
その他の言語であれば『italki』はボクは最近けっこう注目してます。『italki』は、ビジネスモデルにもすごい賛同しているので、そのうち講師としても登録してみようとも思っています。

ただ、外国語のオンライン学習は、個人的には中級くらいまでだと思っています。その後は、直接の会話でないとどうしてもコミュニケーションの限界があるので…。


長くなりましたが、以上が、ボクがバイリンガルになった瞬間を振り返ってみて、その経緯やその後、さらにはボクの思う外国語学習論なんてのもサラッと紹介してみました。

外国語学習に興味がある人は以下の記事も読んでみてください。

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「何ヶ国語話せるか」と聞かれたら、「4ヶ国語話せる」と一応答えられる人間になりました。そういえば子供のころ、そういったマルチリンガルの人はどうい...

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