日本にある主要フランス機関、9選!!

2016/08/06

ワイン、料理、ファッション、文学――。どんな分野であるにせよ、日本人として「フランス」という国に興味をもち始めると、ほぼ必ず関わることになる機関があります。今回は、日本に根付いている、フランスに関わる主要な機関を紹介していきます。

日韓ハーフ、パリで起業。

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1. Campus France(キャンパス・フランス)

Campus France HP

Campus France HP

フランス政府留学支局・日本支部。3ヶ月以上のフランス留学を望むものは、全員この機関を通して申請をしなくてはなりません。そういった意味で、フランス留学を志すほぼ全ての人がこの機関に関わることになるといえるでしょう。

とくに、フランス政府給費留学制度に採用されたブルシエは、このキャンパス・フランスが全力でサポートをしてくれることになります。

ちなみに、Campus France東京の所在地は在日フランス大使館内にあるため、この機関でインターンをする者や、あるいは実際に働く者は、フランス大使館内が職場となります。ちょっとかっこいいかも。

➡【関連記事】フランス政府給費留学制度、オンライン出願登録開始!!

➡ Campus France 東京

 

 

2. Institut Français(アンスティチュ・フランセ)

アンスティチュ・フランセ東京HP

アンスティチュ・フランセ東京HP

フランス語学習に特化したフランスの公式機関です。多様なフランス語講座を提供しているだけでなく、フランスへの語学留学もサポートしています。DELF・DALFやTCFなど、国際的なフランス語能力試験もこの機関内で実施されています。よって、DELF・DALFおよびTCFを何度も受験したボクは、アンスティチュ・フランセに何度も何度も足を運びました。

ちなみに、アンスティチュ・フランセ東京にはブラッスリー(直訳:ビアホール)が併設されており、ワインセミナーや晩餐会、ライブなども開催されています。このブラッスリーでアルバイトをすると、アンスティチュ・フランセの一部の語学講座を無料で受講できるそうです。働きながら、実際にフランス人と接する機会も多いかと思われますので、そういった意味ではフランス語を学ぶ学生にとっては最高の職場かもしれません。交通費が支給されないという噂もありますが……。

アンスティチュ・フランセ東京

➡【関連記事】フランス語能力試験 ― DALF受験にあたって

➡【関連記事】DALF受験期① ― 戦略を練る

 

 

3. フランス大使館

在日フランス大使館HP

在日フランス大使館HP

上で紹介した2つの機関は、フランスに興味をもつ者を親身になってサポートしてくれると個人的に感じておりますが、フランス大使館というこの機関の名前を耳にすると、途端に身構えてしまいます。なぜなら、非常に横柄で役人的な仕事をしている印象を受けているからです。電話での質問は一切受け付けておらず、メールでの問い合わせにも永遠に返信が帰ってこないため、学生ビザやワーキングホリデービザなどの申請の際、なにか質問したいことがあった場合、毎回わざわざ所在地である広尾まで足を運ばなければならず、しかも、数十分から最悪の場合には数時間待たされることになるのです。

さらに悪口を言うならば、ボクが2013年2月よりフランスへワーキングホリデービザを取得して行こうとした際、2013年のワーキングホリデー申請要項が2月になるまで発表されず、ビザ無しで渡仏することを余儀なくされました。ビザ無しで合法的にフランスに5月間滞在した方法は後日解説しましょう。

ちなみに、フランス政府給費留学制度に採用されると、非常に優遇されて、ビザを取得する際、並ぶ必要もなくなるので、この辺も非常に役人的なエリート主義がにじみ出ている実態であるといえるでしょう。

フランス大使館

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4. APEF(フランス語教育振興協会)

APEF HP

APEF HP

フランス語技能検定試験(通称:仏検)を実施している機関です。英検と同様、仏検は国際的に認められた語学能力試験ではないため、深くフランスに関わろうとしている者にとっては、あまり関係のない機関かもしれません。たとえば、フランス留学をする際に、正式な語学力証明となる試験はDELF・DALFあるいはTCFであるからです。

とはいえ、ボクも仏検は受験したことがあります。まだ、DELFを受けるには実力が足りていないかなと思っていたころ、基礎固めと実力試しがてら、仏検2級を受けて合格しました。仏検2級は、個人的にはDELF・B1相当の難易度であると考えています。

よって、フランス語を勉強し始めた人は、何度かこの機関に接することがあるかもしれません。あるいは、仏検1級をとれば、通訳案内士の資格試験のうち1次試験が免除されるそうなので、通訳案内士を目指すものにとっては、非常にかかわりのある機関となるでしょう。

フランス語教育振興協会

➡【関連記事】DALF受験期① ― 戦略を練る

 

 

5. 日仏会館

日仏会館HP

日仏会館HP

日仏間の学術交流が行わている機関です。施設内には、招聘された研究者の滞在部屋が設けられており、ほぼ毎日のように各分野のシンポジウムが日仏の研究者によって行われています。たとえば、間近のシンポジウムとしては、7月4日開催の「いかにして社会を作り直すか ― 意味への回帰 「3・11」後の日本と「11・13」後のフランス」、7月6日開催の「フランス文学、翻訳家の仕事場から」や、7月27日開催の「東京裁判~忘れられたフランス人判事」などがあげられます。学術的にフランスにかかわっているにとっては、よだれの出るかなり充実した機関といえるのではないでしょうか。

日仏会館は毎年、フランス語コンクールというイベントを開催しています。書類選考を通過した選手らが、各自のスピーチ能力および質疑応答能力を競い合い、入賞者にはフランス往復航空券+4週間の語学研修費や4週間の滞在費相当の金銭が与えられます。この賞品の豪華さからもわかるように、日仏会館が、いかに大きな組織で、充実したスポンサーを得られているかがわかります。ちなみにボクは、2014年にフランス語コンクールに選手として出場してコテンパンに敗れました。

所在地は恵比寿なので、日仏会館に寄った際は、帰りにヱビスビール記念館で500円試飲見学ツアーに参加してみてもいいかもしれません。おいしいビールを飲みながら、やっぱりフランスじゃなくてドイツのほうがいいかなって思う人もいるでしょう。

日仏会館

➡【関連記事】フランス語コンクールでコテンパンに敗れた話。

 

 

ここまでは、フランスに興味をもっているものであれば、ほぼ確実に関わることになるであろう機関をまとめました。

以下より、必ず関わることになるわけではありませんが、興味の分野によっては多かれ少なかれ触れることになる、フランス機関、あるいはフランスに深い関連性がある機関をまとめます。

 

 

6. 欧明社

欧明社HP

欧明社HP

飯田橋に本店をかまえる、フランス書籍の専門店です。DELF・DALFやTCFの教材を唯一店舗購入できる書店です(唯一かどうかは確証無し)。ボクも、B2を受験しようとしたころ、この書店で参考書を購入しました。書籍を購入せずとも、単純に見学するのも面白い書店です。

欧明社

DALF受験期① ― 戦略を練る

 

7. 日本ソムリエ協会

日本ソムリエ協会HP

日本ソムリエ協会HP

正確にいうとフランス機関ではありませんが、おおざっぱにいうとフランス機関です。日本における、ソムリエ呼称認定試験を実施している機関であり、日本でワインに興味をもった者であれば、ほぼ確実にこの機関の名前を聞くことになるでしょう。

しかし、この機関が与えるソムリエの資格は、あくまで呼称資格であるため、真にワインの道を突き進むのであれば、お金は少々かかりますが、フランスでソムリエ試験を受けるか、イギリスのWSET(Wine and Sprits Education Trust)を受験するべきでしょう。これらは正式な学位であるため、国際的に通用します。批判を恐れず率直にいえば、日本のソムリエの資格とは格が違うといえるでしょう。

日本ソムリエ協会

 

 

8. 辻調グループ

辻調グループHP

辻調グループHP

調理系専門学校のグループです。この機関無しには、日本におけるフランス料理文化のレベルは、決していまのレベルに達することができなかったでしょう。それだけ、充実した教育を施しており、多くの有名シェフを生み出しています。創始者の辻静雄(1933-1993)は、下戸の体質であるにもかかわらず、ワインと密接なフランス料理にその生涯をささげ、60歳の若さで殉職しました。700冊以上の著作翻訳出版物を刊行している、辻調グループはフランス文化に関わる偉大な功績をのこした組織の一つです。

辻調グループ

 

 

9. 東京国際フランス学園

東京国際フランス学園HP

東京国際フランス学園HP

東京国際フランス学園という名の通り、北区に位置するフランス語によるインターナショナルスクールです。幼児教育3年、初等教育5年、中等教育4年、高等教育3年と、フランスの義務教育期間に沿ったカリキュラムを提供しており、バカロレアの取得も可能です。日本にいながらにしてフランスの教育を受けることのできる機関であるといえるでしょう。

東京国際フランス学園

 

 

 

これまでに、ボクが関わってきた機関、または関わってこなかった機関を9つ紹介しました。もちろん、興味の分野によっては、フランスに携わっている人でも、これらにまったく関わりを持たないという可能性も否めません。しかし、少なくともボクがそうであるように、これからフランスというフィールドに引きずり込まれていく人々の多くは、上記で紹介したいずれかの機関に濃密に関わることになるでしょう。その際に、この記事が何かしらの役に立てば幸いです。

 

※サムネ画像はアンスティチュ・フランセHPより引用。

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