仏メディア「Le Figaro」が、仏大統領選の予備選を前にして、読者に対して「フランソワ・オランドは立候補を辞退すべきだと思いますか?」というアンケート調査を行いました。

こんにちは、パリノメモの筆者をやっているジュロウです。
仏大手メディアである「Le Figaro」が、仏大統領予備選に関するアンケートを行いました。
テーマは「フランソワ・オランドは立候補を辞退すべきだと思いますか?」といったもの。
「Oui(はい)」あるいは「Non(いいえ)」の2択で、実際の回答は「Oui(はい)」に偏る傾向が見られました。

Le Figaroのアンケート
アンケート投票に参加したのは全部で52,054人、そのうち「Oui(辞退すべき)」と答えたのが85%、「Non(辞退すべきではない)」と回答したのが15%でした。
なお、「Oui(辞退すべき)」と答えた人たちは、
「サルコジが辞退すべきであるように、オランドも辞退すべきだ。左派の人たちはこれ以上オランドを望んではおらず、同様に、右派の人たちもサルコジを望んではいない。」
「このアンケートを理解することができない。Figaroを読んでいるってことは、基本的にオランドを大統領として望んでいないのでは?」
「フランスのこの4年を振り返ってみると、彼が無能でしかないことがわかる」
などの意見を残し、
「Non(辞退すべきではない)」と答えた人たちは、
「彼は辞退してはいけない!左派の撃沈の歴史を長く続かせるためにも!」
「もちろん答えはNon。左派の立候補者全員で2002年のリメイク版を作り上げて、最終的には違う結果が訪れることを望む。がんばれオランド、君はただ分散した左派の声をまとめ上げるのに役立つだけだ。それ以外に君の応援はしないよ!」
「オランドが大統領じゃなくなったらスクープ記事もなくなるし、フランスは悲しむよ。だめだめ、彼は再選されなきゃいけない。」
などのコメントを残しました。
全体的に、「Non」と答えた人たちも、皮肉を込めて「Non」と言っているだけで、本質的にはオランドは辞退すべきだと思っているような印象を与えられます。
少なくともこのアンケートに参加したフランス人たちは、最低水準の支持率を獲得してしまったフランソワ・オランド現大統領への強い不満を抱えていることがよくわかります。
参照:Le Figaro