17日夜(現地時間)、ニューヨーク・マンハッタンのチェルシー地区で爆発事件が起こりました。この事件に対するフランス人の反応をお伝えします。

こんにちは、パリノメモの筆者をやっているジュロウです。ツイッターはこちらです(@Parisnomemo_)。
現地時間17日に起きたニューヨーク爆発事件に衝撃を受けています。
まだ事件の詳細は明らかになっていないものの、物騒なテロ事件が世界中で起こる中、どうしても今回の事件に対してもテロとの関連性を想像してしまうからです。
[ニューヨーク 17日 ロイター] – 米ニューヨーク・マンハッタンのチェルシー地区の大通りで17日夜、大きな爆発が起き、少なくとも29人が負傷した。当局は爆発の原因を捜査中だが、現時点でテロ組織との関連を示すものは見つかっていないという。
ニューヨークのデブラシオ市長は会見で、爆発は「意図的なものだった」との見方を示し、本格的な捜査が進められていると明らかにした。
ただ、同市に対する「確かで具体的な脅威」を示す証拠はないとし、「(現時点で)テロとの関連は分かっていない」と語った。
当局筋は、初期捜査の段階で爆発が大型のごみ容器で起きたことが示されたが、原因はまだ特定されていないとしている。
引用元:ロイター
BREAKING PHOTO! Here is the second device found by a NYSP Sgt. At 27 street and 7 Ave. investigation is ongoing pic.twitter.com/x7o9Rr30I3
— New York City Alerts (@NYCityAlerts) 2016年9月18日
今回は、この事件に対するフランス人たちの反応を紹介してみたいと思います。
何度も大規模なテロ事件の標的とされているフランス国民はいま何を思っているのでしょうか。
※ 下記に引用するフランス人の発言は全て、仏メディア「Le Figaro」の速報記事に対するコメントを参照しています。
※サムネ画像も同記事より引用しております。
NY爆破事件に対するフランス人のコメント

今回参照にした Le Figaro(ウェブ)
フランス人 : またテロによる襲撃か!
フランス人 : ニューヨーク市長は「現在のところ今回の件がテロ行為であるといえる信頼のおける証拠はない」といっているが、「現在のところ今回の件がテロ行為でないといえる信頼のおける証拠」はあるのだろうか?
フランス人 : 今回の件を「テロ」と断定するのではなく「意図的な爆発」と表現するのを見ると、アメリカではヨーロッパのように、国民の混乱を招かないように事件に虚偽の名称をつけるのが容易なのか?
フランス人 : テロなわけないだろ!このあり得ない推測を今すぐにやめるべきだ。
フランス人 : 「意図的」ではあるけど「テロ」であるかはわからない?面白い言葉の使い方ですね。あぁ、イスラム国との関連がないって言いたいんですね?
フランス人 : 全員がものすごい速さでテロの可能性を否定しようとしているのに驚いてる。
フランス人 : トランプ!早く!
フランス人 : 国によってテロリズムの定義は違う。フランスでは何でもかんでもテロだけど、アメリカでは違う。
フランス人 : アメリカにはどのくらいのシリア難民がいるんですか?
フランス人 : もしこれがテロじゃないんだったら、「恐怖の種をまこうとする凶悪犯による犯罪行為」ということになる。世の学者さんたち、この行為を示す新しい言葉を考えて下さい。
フランス人 : バカな政治家たちはどうやってテロリズムの定義をしてるんですか?それを犯した人の宗教によってですか?
フランス人 : なんでアメリカ人がテロリズムに悩まされてるんですか?
フランス人 : 爆弾がゴミ箱の中にあったんなら、ただ単に爆弾の持ち主がそれを捨てただけだろ
フランス人 : アメリカはフランスよりもはるかに安全ですね!
フランス人 : 「意図的な行為だけどテロではない」って……、フランスと同じだね。社会主義者のように、犬を犬とは呼ばないみたい。
フランス人 : Donald for President now !!
フランス人 : なんでそんなに早くテロの可能性を否定しようとするんだ?
フランス人 : 意図的な行為だけどテロではない……。わかった!花火が暴走しちゃったんだな!?
フランス人 : 2001年9月11日の事件は、テロと飛行機事故のどっちだったんですか?
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もちろんこれらの他にもコメントは多数付けられていました(フランス時間18日21時で365コメント)。ただ、大まかなフランス人たちの意見は、「『意図的な行為』がテロじゃなかったらなんなんだ」といったものでした。
「テロ」という単語に非常に敏感であることがよくわかります。
何度もテロの被害を受けている国だからこそ、そうならざるを得ないのだという印象を受けます。
以上となりますが、またなにか共有すべき情報を発見し次第、記事にてお伝えします。