フランス南部にあるニースで、14日の夜(日本時間で15日朝)に、悲惨な事件が起こりました。現在、ネットからの情報で判明していることをまとめます。

フランス南部にあるニースという都市、フランス革命記念日を祝うフェスティバルの最中(現地時間14日23時ごろ)、花火を見るために数百人が集まった路上に、大型トラックが約2キロにわたって突進するという悲惨な事件が置きました。
ニース事件、死者84人に フランス襲うテロの連鎖 https://t.co/oKGjuVhOcH
— cnn_co_jp (@cnn_co_jp) 2016年7月15日
#Nice06 : le bilan ce matin s’établit à 84 personnes décédées. #NiceAttentat#NiceAttack#Nicepic.twitter.com/ytmBJQ5LPI — Idé (@agenceIDE) 2016年7月15日
犯行を行ったのは、地元在住の男性(31歳)。相変わらずメディアではその男が「チュニジア出身」であることをデカデカと強調しています。
【ロイター】仏トラック突入の犠牲者84人に、射殺された男はチュニジア出身
【毎日新聞(デジタル)】トラック突入テロと断定 チュニジア出身の男か
【朝日新聞(デジタル)】実行犯はチュニジア出身の31歳男 ニースのテロ
最終的に犯人は、警官により射殺されました。最初に大型トラックに応戦したのは、ニース警察の警官3名であるとされ、トラックを200メートルの距離を走って追いかけたようです。警官はギリギリまで拳銃を使用しなかったとされています(Figaro)。 フランソワ・オーランド大統領は金曜日の朝(現地時間)、今回の事件がテロの性質を帯びていると述べました。
「今回の事件がテロの性質を帯びていることは否定できない」
「我々は、テロの脅威に対抗すべく、すべての策をこうじなければならない」
「我々のテロに抗う意思を止めるものはなく、シリアやイラクでの活動を再度強化する」(フランソワ・オーランド)
ちなみに、今回犯行を犯したMohamed Lahouaiej Bouhlelは、以前、暴力事件で警察に処罰をされたことがあるようです。
ところで、今回の事件の裏では、Facebookが活躍したエピソードがあるようです。
青いベビーカーにのった生後8ヶ月の赤ん坊とはぐれてしまいました。もし見かけた人がいれば…
事件の直後、生後8ヶ月の赤ん坊とはぐれてしまった両親が、上のような文章をFacebookに投稿すると、数千回にわたってシェアされました。 その数時間後、以下のような投稿がFacebookにあげられました。
「見つかりました!!!!Joy Ruezさん本当にありがとうございます!!!!ありがとうフェイスブック、そして私達を助けてくれた方や、励ましのメッセージをくれた方々(本当に申し訳ありませんが、すべての方に返信をすることはできません)!!!!!…(以下略)」
現在は、フランソワ・ホーランド大統領がニースに緊急訪問をしているそうです。 フランソワ・ホーランド大統領は、今月26日に解除される予定だった非常事態宣言をさらに3ヶ月延長すると表明しています。 この事件に関するなにか続報がありましたら、再度報告します。
※ サムネ画像はLe monde記事より引用(引用元)。