【ノマド】定住を恐れる日韓ハーフ

定住

実家の方々が一戸建てのマイホームを購入しました。通常なら喜ばしいことなのですが、なんだかボクは複雑な心境です。

 

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「マイホーム」の購入は、その人が経済的にも社会的にもある程度の身分を確立することができたということを意味します。ある程度の経済力や、あるいは社会的な信頼がなければローンは組んでもらえませんから。

それが通説のはずなんですが、ボクの場合、ハーフという生い立ちゆえに、あまりマイホームの購入に憧れがありません。

 

国際結婚の副産物であるボクは、「定住」というものをあまりしたことがないからです

 

バイリンガル
こんにちは、パリノメモの筆者をやっているジュロウです。 ...
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物心ついた頃から2ヶ国語を流暢に話せるバイリンガルやってます。周囲の人からは「すごいね」「うらやましい」と多々言われますが、とくに人生で得をした...

 

生まれて3ヶ月で韓国に飛ばされ、気づいたら日本に帰国して保育園に通っていて、小学校に入学したかと思いきやすぐに韓国に派遣され、韓国の公立学校に慣れたかと思いきや日本に戻され、日本に友達がたくさんできたと思いきや韓国の中学に出兵させられ、もう韓国人として生きていこうかなとアイデンティティが形成されつつあった瞬間日本に戻されたわけです(ちなみに最終的にボクのアイデンティティは「日本」になりました)。

 

しかも、韓国内でも小学校を3箇所転々として、日本国内でも2つの小学校に通っています。中学は韓国が1つで日本が1つ。ボクの心が落ち着いた瞬間はありません。

 

すでにコミュニティと派閥が形成されているクラスに突然入って、子供の気持ちも知らずにニコニコしてる先生に「自己紹介してくださーい」って言われる修羅場なんか、10歳ぐらいで慣れました。

 

こうやって書いてみると、どこに行っても部外者であり続けるかわいそうな少年という印象を抱かなくもないのですが、実際のところ、こう何度も引っ越しと転校を繰り返す経験をしてしまうと、今度はそれが癖になってしまうのです。「自由」という言葉に無理やり置き換えて。

 

自分が居座る場所がないというのは、どこにも居座る必要がないと言い換えることもできて、実はそのことは最高に自由を感じさせてくれます。

 

大学時代、一人旅というものにハマって、宿の予約もせずに異国の地に降り立って、「今日はどこに泊まろうかなー、やっぱあとで考えよ」って思う瞬間なんか最高でした。大学の卒業間際なんか、実家から自転車で15分の距離にあるシェアハウスに入居して、気分で毎日泊まる場所を変えてました。その2つもしっくり来ない場合は、知人に使わせてもらってる事務所に泊まったりとかも。

 

国と国を、地域と地域をずっと転々として幼少期を過ごしたから、そんな性癖ができてしまったわけです。

 

だから、「マイホーム」という定住の象徴ともいえる分厚い束縛は、ボクにとってあまり魅力的ではないのです。たとえボクが30代、40代とボチボチの収入を得る年代になっても、定期的に引っ越しをしながら生活をしたいのです。

そういう意味で、ボクが計画している「フランス移住」は、ボクの性にあったものなのかもしれません。もちろん、可能であれば、フランスに移住したあとも、定住するのではなく、フランス国内や周辺国も転々としながら暮らしたいですね。

 

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