「絶対に留学をモノにするぞ!」……留学の目的は様々であれど、留学をかならず成功させたいという意気込みだけはみなさん等しくもっているはずです。ただ、勢いだけで突き進んでも、大事な3つの習慣を守らないと、大事な留学が空回りしかねません。

こんにちは、パリノメモの筆者をやっているジュロウです。
現在2度目のフランス留学中です。
留学も2度目になってくると、勝手もわかってきて、なかなかスムーズに進みます。
というのも、最初の留学のときは、とにかく若さと勢いだけで突き進んだことによって、体調やメンタルをちょっと崩してしまって、結果的に留学が空回りしてしまった節があったため、そうならないための工夫を2度目である今回はできているからです。
その工夫がなにかというと、「食べる・運動する・寝る」の大事な3つの習慣を徹底することです。
「なんだそれ普通じゃないか」と思うかもしれませんが、この3つをちゃんと意識して徹底している留学生って多分そんなにいないと思います。
なぜなら、若さに身を任せて、勢いだけで留学をモノにしようとしている部分を誰しもがもっているからです。食事も運動も睡眠も、とりあえずそんなの気にしないでも大丈夫だろうと、最初はそう思いがちです。
でも、現実は厳しくて、勢いだけで突き進んでも、現実の厳しさや異国での慣れない環境に押しつぶされてしまって、メンタルが弱ってしまいます。
結論からいうと、メンタルさえ健全に保っていれば留学はうまくいくとボクは思っているわけですが、そのために「適切な食習慣」・「適切な運動習慣」・「適切な睡眠習慣」を徹底することは、唯一の手段にして非常に有効なわけです。
この3つの習慣がどれだけ大事か、簡単に説明してみます。
適切な食習慣

誰もが知っているように、留学生活の初日から「食べる」という行為は始まります。しかしながら、「食べる」という行為はあまりにも当然のこと過ぎて、逆におろそかになってしまいがちです。とりあえずパンを買って、ジャムやバターやチーズなんかで味をつけて適当にかじっておくなんて経験多くの人がしたことがあるはずです。初日だけだったらそれでも問題はないのですが、それが習慣化してしまったりすると、体調は崩れるし、なんだかイライラしたり落ち込んだりもするし、どんどん悪循環にハマっていきます。
だから、留学生活が始まったら、できればその初日から食事には特段と気をくばって、なるべく豊富な栄養を摂取するようにしましょう。
もちろん、食事に気を使うとお金がかかってしまうのも事実ではあります。だからそんなときは、安価で栄養豊富な食材を意識して買うようにしてみるといいかもしれません。
ちなみにボクは、ニンジン・トマト・カボチャ・ジャガイモ・ツナ缶・ベーコン・豆類・サヤインゲン・リンゴ・牛乳あたりをうまいこと使いまわしています。フランスだとこれらの食材はとっても安いもので…。
適切な運動習慣

ある程度、栄養のある食事を摂れるようになってきたら、今度は体を動かしましょう。なにもアスリートになるほど本気で運動をしろといっているわけではなく、もちろん適度な運動です。簡単なジョギングあるいはウォーキングでもいいですし、それが面倒であれば、朝おきて5分くらい体操をするのもいいでしょう。とにかく体を少しでも動かして、リフレッシュして、心の状態を良好に保ちましょう。身体の調子がよければ、自然と心の調子もよくなってくるものです。そのループに入れば、留学先での勉強も友人関係も、順調に回ってくるはずです。
ちなみに、ボクはどっちみち趣味であるテコンドーをするために、パリの道場に通う予定なので運動の心配はないのですが、とりあえず今は朝起きてすぐに簡単な「体操+筋力トレーニング」を行っています。ちょっとだけでもこういった習慣を作ると、一日が快適に回り、最終的に留学生活も順調に進み始めるでしょう。
適切な睡眠習慣

よく食べて、よく運動して、今度はちゃんと寝なさいといったら、単なる母親のしつけになってしまいそうですが、これやっぱり大事なんです。ただ、「ちゃんと寝る」というのは、もちろん十分な睡眠時間を確保するという意味でもあるのですが、ボクが言いたいのはむしろ、夜更かしせずに決まった時間にちゃんと寝るべきだということです。留学先では、友達と遊んだり、課題に追われたり、なにかと夜更かしをしなければならない場面に迫られます。でも、それってけっこうメンタルを蝕む原因になってしまいがちです。というのも、就寝時間を安定させずに、不規則に睡眠をとる生活になってしまうと、朝起きる時間もバラバラになってしまって、そうなると今度はたとえば毎朝行っていた体操ができなくなってしまったり、スーパーにいくのが面倒だから適当に食事を済ましてしまったりと、なにもかもがガタガタになってしまうからです。
極端にいってしまえば、就寝時間を必ず毎日同じにするだけで、留学生活はうまくいくかもしれません。なぜなら、同じ時間に寝れば、同じ時間に目が覚めて、同じ時間にお腹もすくし、運動をする心の余裕もできてくるからです。
もちろん、1分もずらさずに同じ時間に毎日寝続けるというのはかなりの至難の技なので、「1時前後には寝るようにする」などの最低限のコントロールがあればいいと思います。それだけで生活は変わってくるはずです。
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留学生活は基本的に自由です。なにを食べても、運動をしなくても、いつ寝ても、だれもなにも文句はいいません。ただ、同様に、乱れた習慣で自分が体調をくずしたり、メンタルを病ませてしまったりしても、それは全部自分の責任になります。自由な時間と空間を得た留学生活だからこそ、「食事・運動・睡眠」の3つの習慣だけは意識的にコントロールして、「有意義な留学生活を送りたい」という初心を成就させてみてはいかがでしょうか。
若さだけが尖っている勢いのある留学生たちが、うまく目標に到達できることを願っています。
留学成功のためと書かれていますが、まさにその通りですね。不健康になってしまうと、全てが立ち行かなくなってしまいます。数日の間はなんとかなっても結局はそのあとに体調を崩してしまって、健康と取り戻すのに一週間以上かかるなんてことがあります。
留学生としていつも楽しく読ませていただいています。
コメントをくださりありがとうございます。また、共感していただけてよかったです。体の健康を保っていれば、精神状態も良好になり、結果的に生活自体がうまく回ると思っています。留学じゃなくても、それは当てはまるんですが、特に異国の地にいなければならない留学でもとても大事なことですよね!
今後ともパリノメモをよろしくお願いいたします。