
こんにちは、パリノメモの筆者をやっているジュロウです。ツイッターはこちらです(@Parisnomemo_)。
現在2回目のフランス留学中です。
もはやフランスという国に骨を埋めようとしているボクなわけですが、こうやってフランスの修士課程に正規入学するにあたってもっとも苦労したのはやはりフランス語です。
フランス語は、中学生のころから多かれ少なかれ触れている英語とは違って、圧倒的に異国の言葉だからです。
かれこれ7,8年間、伸びないフランス語に苦悩しながら今に至るわけですが、「これもっと早く知りたかった!!」って思うフランス語学習サイトを見つけました。それが「TIPAのフランス日記」です。
TIPAのフランス日記とは?
「TIPAのフランス日記」とは、主にフランス人ふたりと日本人ひとりによってオーガナイズされている有料フランス語学学習サイトです。会員登録することによって、毎週土曜日にフランスの文化に密着した語学学習用ビデオ(字幕あり&字幕無し)が、詳しい解説つきで届けられます。
(「TIPAのフランス日記」紹介動画↑)
紹介動画にもあるように、パリに住む歌手のカミーユとギタリストであり映像作家であるアントワーヌが、パリの町中でパリ在住のフランス人に話しかける様子などを語学学習ビデオとして発信しています。
単なる文法じみた堅苦しいフランス語ではなく日常のリアルな会話を、字幕無しバージョン&日本語字幕ありバージョン、さらに表現の詳しい解説付きで届けてくれるのです。
日本語をマスターしていないフランス人ペアが日本人向けにそんなハイクオリティーな学習ツールを提供できるのかと心配する方もいるかもしれませんが、まったく問題ありません。
というのも、解説役として、「悠先生」という、現在ソルボンヌ大学の大学院にて勉強をしている日本人の方が、全面的に「TIPAのフランス日記」を支えているからです。

右から順に、映像作家のアントワーヌ、歌手のカミーユ、悠先生

毎週土曜に配信されるビデオ教材の詳細な日本語解説
ところで、「TIPAのフランス日記」のビデオ教材では、合間におしゃれな音楽が流れ、楽しい気持ちでフランス語学ぶように仕向けてくれます。
(無料エピソード。素敵な自作音楽が合間に流れる↑)
この音楽、なんと全部自分たちで作成しているのだとか(!)
「すごい」と安易に言うと、ミュージシャンである彼らに失礼かもしれませんが、それでも、フランス語の学習教材として「TIPAのフランス日記」のビデオを視聴していて、こんなにオシャレでハイクオリティーな音楽も同時に提供してくれるなんて、なかなか贅沢なものです。
実際に1ヶ月無料体験を申し込んでみた

まずは1ヶ月の無料体験ができる
さて、そんなハイクオリティーかつオシャレなフランス語学習教材「TIPAのフランス日記」は、受講するのに1ヶ月に約3000円ほどの受講料がかかります。個人的にはこれだけのクオリティーで、しかもむちゃくちゃ細かい日本語での解説もついてくるので、妥当な金額だとは思うのですが、まずはちょっと試してみたいという人も多数いるでしょう。ボクもそうです。
「TIPAのフランス日記」は、そんな人のために、1ヶ月の無料体験を提供しています。毎週土曜日に教材が配信されるので、通算4回分の教材を無料で体験できることになります。
というわけで、さっそく試してみました。

無料体験コースを申し込むと、その次の土曜日に教材が配信されます。過去の教材を視聴するには別途料金を支払わなければならないのですが、ひとつだけ無料で公開されているエピソードがありました。それをちょっと覗いて見ましょう。

過去の無料エピソード:第22話
ビデオは全部で4種類、①字幕無し、②フランス語字幕、③日本語字幕、④表現の解説&発音練習、です。まずは、字幕無しで普通のスピードおよびリズムで行われるフランス語日常会話を視聴して、その後にフランス語字幕で概要を把握、さらに日本語字幕を入れて内容をしっかりと理解して、最後にエピソード内で使用されていた特定の表現を説明してくれるわけです。
めちゃくちゃ丁寧!
とにかく丁寧!

字幕無し

フランス語字幕

日本語語字幕

表現の解説&発音練習
本当にただの普通の日常フランス語会話を日本語&フランス語の字幕で配信してる教材ってありそうで意外と無いですよね。
加えて、この学習ビデオは一度見て終わりではなく、MP3ファイルなどの形式でダウンロードして、スマホに入れて持ち歩くことも可能です。一度視聴したビデオを、たとえば通学中や通勤中に何度も何度も繰り返して聴くことができるのです。

たとえばボクがまだ日本の大学にいたころとか、留学に来る前とかに、こういった「生きた語学教材」を知っていたかったと、「TIPAの教材日記」を発見したときに思いました。1ヶ月体験は終わったけど、これ続けてみようかな(?)
なんなら、ここで紹介されている表現を全部丸暗記して、ビデオを何回も何回も見まくって、字幕無しで全部理解&発話できるようになれば、けっこう十分なフランス語能力を手に入れられるんじゃあないでしょうか。まぁ、もちろんそんなに簡単な話ではありませんが…。
まとめると、ボクが「TIPAのフランス日記」を1ヶ月体験してみて最終的に思ったことは、フランス語教材としてとにかく丁寧だということです。あと、フランス語学習者の気持ちをよくわかっているということです。ちなみにいうと、会員登録すると、その後FACEBOOKグループに追加されて、配信されるエピソードに関する質問もすることができるので、もうこれでもかってくらいの十全な学習サポートをしてくれている印象です。
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さて、せっかくなんでもかんでも好きなことをいうためにブログをやっているので、なにかしらの批判もしてみましょう。「批判」は「向上」のために常に必要とされているものなのです。
……うーん、学割とかグループ割とかなにか値段的にお得な割引が欲しい…?FACEBOOKグループなどを利用したライティングとかリーディングとか、学習範囲を網羅的に広めてほしい(たとえば日記の添削とか、日常表現的なフランス語で日記を公開してくれるとか)…?すでにFACEBOOKを利用して学習者との交流を図っているが、もっともっとITツールを利用して日本にいながらにしてより一層フランスと繋がっている感がほしい(たとえば生放送配信とか)…?
…くらいの感じですかね!
もちろん「TIPAのフランス日記」は比較的新しい学習サイトなので、これからどんどん幅を広げていくはずだと思っています。すでに十全な学習サイトではありますが、今後もっと、たとえば日本の大学のフランス語教材として使われたりするレベルまで向上していくことを、「TIPAのフランス日記」の1人のファンとして期待しています!それが可能な内容とクオリティだとボクは思っています。
以上が、語学学習サイト「TIPAのフランス日記」に関するレポートとなります。
日本でフランス語を学ばれている方は、ぜひ「TIPAのフランス日記」を活用してみてください!
「TIPAのフランス日記」ホームページはコチラからどうぞ。